西は箱根関、北は白河の関

就活で名古屋へ。東京の天気は今ひとつだったが、名古屋に近づくにつれ天気が良くなってきて、名古屋に着いたときには傘の心配は無用であった。

 

気温も高く、湿気もあり、スーツには不快な天気ではあったが、その分帰りの新幹線で飲むビールをより美味しくしてくれたので、まあ良しとする(笑)。

 

新幹線に乗っていて、熱海-三島間の新丹那トンネルを過ぎると日常世界から離れるような感じがするし、逆に、帰ってくるときは、新丹那トンネルを過ぎて熱海の街が見えてくると帰ってきた感じがする。そういえば18きっぷとかで東北本線を帰ってくるときも、黒磯に着くと帰ってきた感じがする(東京から150km以上あるというのに)。そう思うと、母がかつて仕事で出張に行くとき、明治生まれの高祖母が「西は箱根関、北は白河の関」を越えると心配していたらしいというのは、実感に合っているように思われる。

地形的な制約というのは、今も昔もひとの世界観をつくっているということをしみじみと感じた。