時の流れに

平成30年度が終わる。一年前の今頃は、お伊勢参りと熊野詣、それから木曽路妻籠宿を訪れていたことを思い出す。修士も1年経ってしまったのかと思いながら、メールの署名を修士2年にする。

 

研究室からの帰り道、地面の上に桜の花びらが散っていたのに気づいた。ついこの間咲いたと思ったら、もう盛りを過ぎ散り始めていて、うら寂しい感じを覚える。「花は盛りに、月は隈なきをのみ、見るものかは。」とはいうけれど。

春は出会いと別れの季節。桜の花の咲き散りもそのことを体現している。残った桜を愛でつつ、気持ちを新たにする。決して止まってはくれない時の流れを思いながら。