どようび

おさらばしたはずの冬が忘れ物を取りに戻ってきたかのような一日。

 

先日購入した『科学と非科学 その正体を探る』(中屋敷均著)読了。

科学のもつ二面性、そしてその二面性ゆえの科学者と市井の人々との間での「科学」に対するイメージの乖離。科学が「真実」と「混沌」のはざまで世界を形づくっていくものであり、「無駄」な科学が社会存続のためのリスクヘッジである、などといった内容で、面白く読み進められるエッセイで、入試に出たのもむべなるかなである。