分岐の連続

研究室からの帰り道、最寄り駅へ向かっていると、列車が駅に停まっているのが見えた。間に合いそうにないので、列車が駅を出るのを眺めていると、寂しさにも似た、えも言われぬ感覚になった。ふと、学部3年のときに、終電に間に合わず、御茶ノ水橋から去りゆく最終列車を見送ったのを思い出した。

 

駆ければ乗れたかもしれない、もう一つのあり得た選択肢を見ているようなそんな感覚。

 

何気ない日常も分岐の連続だということを再認識しながら、(幸い見送った列車は最終列車ではなかったので、)ホームで次の列車を待った。

 

今日の晩酌は、ヒューガルデン・ホワイト